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Channel: Fishing Blog 阿寒湖・阿寒川365日
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<雨鱒&虹鱒便り>

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<道東アメダス便り4+虹鱒便り>
 横浜の雨鱒夫妻が来道し、初日の雨鱒川が貧果で終わったとのことで、9月23日(火):一緒に虹鱒川へ行きました。最初に入った上流域の大淵で雨鱒妻がいきなりの爆釣となり、30cm台を筆頭に20匹近く虹鱒をあげました。私も対岸から同じポイントを狙い40cm半ばの綺麗な虹鱒を上げました。






 その後遅い昼食を取り、雨鱒川の上流へ移動し夕マズメに一発勝負をかけることにしました。岸の上から見ると大物を含めある程度雨鱒が居るように見えたのですが、フライを流してもなかなか掛かりません。私が釣った60cmを少し超える雨鱒だけで終わりました。






 9月25日(木):香川の鯛釣り名人と東京の獨協大釣り部OBの2人と私の計4人で雨鱒川に入りましたが、最大でも60cm台、大半は50cm以下で数も10匹に満たないという貧果に終わりました。私は午前中のみ休暇を貰い午後から仕事に戻らなければならず、疲れただけの釣行でした。

 9月26日(金):昨日午後からの仕事がうまく行き、この日は1日休暇を貰えました。昨日の反省を踏まえ、まず虹鱒川へ行くことにします。上流域の大場所も平日なので釣り人の姿も無く快適です。ここで私と東京のU氏に50cm台のデカ虹がかかりましたが、いずれも目の前でジャンプを繰り返され逃げられました。この後は小さな虹鱒しか出ないため、私と鯛釣り名人は下流へ移動。ここも渓相が変わっていて30cm台までは入れ食いでしたが、大物は出ませんでした。そこでまた夕マズメの一発勝負にかけて雨鱒川へ移動。2人ともランドしたのは60cm台でした。東京組は虹鱒川で粘ったようですが、デカ虹は2度と出なかったとのことでした。

 



 9月27日(土):早朝から獨協大釣り部OBのU氏、N氏は雨鱒川に出撃。私と鯛釣り名人はゆっくりと出かけることにしました。中流域に入ったU氏達から50cm程度までの雨鱒が10匹程度との情報を得て私達は上流域へ。あちこち魚を探した末最上流に移動すると、大きな淵に小さな雨鱒の群れを発見。少し大物も混じっています。魚の反応はまずまずでしたが、私にも鯛釣り名人にも掛かるのは総て60cm台。そのうち、U氏から電話が。中流域を諦め私達より約1km下流の淵に入り70cmオーバーの雨鱒を釣ったとの報告でした。後で更にU氏が70cmオーバーをもう1本上げ、最後にN氏が70cm超を上げて帰路についたそうです。

 仲間の70cm超えの報に私達も力が入りましたが、なかなかそのサイズは出ません。しかし遂に名人に大物が来ました。相当慎重にランドすると70cmを超える雨鱒でした。私も久々に70cmオーバーを見てホッとしました。さすがに名人と言われるだけの事はあります。




この後私も大分粘ったのですが大物は出ず、場所を変えようかと悩んでいると昨年知り合った東京のK夫妻が合流してきました。深みを彼らに譲り下流の浅場を見ていると、大きな魚が見えました。フライを流してみますが全く反応しません。フライを替えて流すと、一投目に来ました。上流に深み逃げ込もうとする姿は大物雨鱒でした。相当慎重にやり取りした後ランド。これも70cmを超える雨鱒でした。




これで、四国・横浜・東京都と各地から釣り仲間が集まっての釣行は終了しました。3日間であげた70cmオーバーの雨鱒が4人で5本というのが、それも70cm後半が皆無というのが今年の雨鱒釣りの厳しさを端的に表しています。いずれも雨鱒釣りのベテランばかりでしたが、数もサイズも極端に減少している今年の状況ではどうにも出来ませんでした。最終日の4人揃っての70cmオーバーも、本当に幸運としか言いようがありません。私見ですが、ここ数年の道東沿岸の海水温上昇とそれに伴う樺太鱒の遡上の激減、さらに鮭の遡上減少がこの厳しい雨鱒の状況の元凶なのかも知れません。そうだとすれば、来年は今年よりさらに・・・・  あまり考えたくないことです。                Steelheader


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