昨夜の雨が朝には止んで、気温も久しぶりに上がりそうな気配で、車を走らせながら取り込む風も心地いい。
気圧が不安定なのか雲も低く流れて、雄阿寒岳もめまぐるしく見え隠れしています。
状況が一番よさそうな小島を考えていましたが、本日阿寒を離れるT氏が向かったので誰もいないヤイタイ島をチョイス。
ティムコツアー以来だが、葦際にワカサギが群れているという話を聞いていたので、今日確認してきましょう。
まず、ホテル街がよく見える東側に陣取った相澤氏が快調に釣り始めている。
ライズがあるらしい。私は最初西側に入っていたが、反応も薄いので急ぎ向かったが葦際の湖面が妙に騒がしい。
公魚が雨鱒に追われているらしい。そのうち大きなライズが起きた!!
急ぎクーパーを葦際へ落とすと即座に反応が・・・。
”ガバッ!” うわ~っ、一発できました! でも、カツンとしたアタリは感じたがフッキングしない。
相澤氏は確実に仕留めている。彼のクーパーの基本は動かさないことらしい。反応があってから初めて誘うとのこと。
私の場合は動かし過ぎていたのかな?
次は我慢をしてみようと決めてキャスト・・・・。
クーパーを見に来た・・、しかし食わない・・・、我慢・・・・、ちょっと誘ってやる・・・、食った~!!
風が止まり、湖面が静かになると小さな羽虫が飛び始めた。
ライズは起きていないがソフトハックルにチェンジして待つ。しかし、いくら待っても始まらない。
仕方なくキャストして扇形に探ってみる。
ゆっくりリトリーブしていると ”ガツン” とひったくるような当たり。ストリーマーの時とは違ったあまり経験のないような衝撃でした。
10時を過ぎると魚っ気がなくなってきたので小島へ移動することにしました。
T氏も最終日の小島を楽しんでいるのかな? と考えながら到着して、北側に入っているT氏を見るとロッドが大きく曲がっています。
早速、写真を撮りに走りました。グッドサイズの黄金雨鱒です。
なんとT氏は、西側、北側をほぼドライワカサギ・クーパーで攻めて14~15匹の釣果だったそうです。
私たち二人を合わせてもやっと半分ほど。
やはり、名手T氏の背中は遠かったです。
この雨鱒は風速3メートルほどの風が吹く中、波に任せるままに浮かべていたクーパーを上手に咥えてくれました。
風が治まり、陽が出て蝉が鳴き始めた後に、相澤氏が結んだkencubeハルゼミに飛び出た一匹。
この他にも結構な回数のバイトがありましたが、悔しいことにフッキングまで持ち込めませんでした。
これが今日の反省点ですね。
水温は17~18℃。蝉の釣りとドライワカサギ・クーパーの釣りはまだまだ楽しめそうですので、みなさん小ぶりなセミをドライワカサギの縦置き型(クーパー・ヒケミノーなど)を持って阿寒湖へお越しください。