「今日は去年から約束していたサンスイ加瀬ちゃんツアーメンバーの菅さんを朝からプライベートガイドする予定だった。
去年は大島で数、サイズともに彼に満足いく結果を提供できたが、今年のガイドはちょっと不安だった。 私のマラソンフィッシング前半1週間はかなりの低水温とか、無風の晴天など天気概況は決して良くなかったにもかかわらず多くの魚たちが岸際に接岸していた。
しかしその状況も一昨日の夕方から変わり始め、風速4メートル前後の風が吹いていて 十分にラインテンションを感じる流れが発生し、さらにローライトコンディションであるにもかかわらずライズは散発。そして絶好のコンディションにもかかわらず数少ないバイト。 どうやら今年のワカサギ不足により飢餓状態であった魚達は先週末に起きたユスリカのスーパーハッチでクラスター状になり楽に捕食できる餌についてしまい、餌のなかった先週のようにこれといった理由もなく接岸することをやめてしまったようだ。
今日は朝まずめから風速3メーター前後の北風が吹き空は厚い雲に覆われて絶好のコンディション。
菅さんと朝4時過ぎに入水を開始してポイントチェックを始めるが、空気の読めない私が朝1番のポイントのボッケで 50センチクラスのアメマスをキャッチしたのみでその後ノーバイト。
さらに菅さんは帰還途中に転んでしまい若干上半身が浸水したようだ。
それでも本人が釣りを続けたいと主張したのでヤイタイ岬に渡船。ポイントの目の前は左方向から絶好の流れが発生し常識的に考えれば入れ食いのシチュエーション。 が、まさかのノーバイト。
菅さんに今日の釣りは天候的な条件、湖の流速的な条件にかかわらず厳しい状況で、魚たちが本当に腹をすかすまで待つしかないことを説明。 その後はタイプ1ラインでひたすら0秒から10秒までのカウントレンジを探り続け、朝7時過ぎに菅さんに待望のファーストバイト。しかし無念のバラシ。
菅さんに小型の魚を効率よくキャッチするために、魚をセットフックした後は、自分のリトリーブハンド常に目視して決してラインをつかみ損ねてテンションが緩まない様に注意することを説明。 そしてやっとその次のバイトを見事キャッチ。
菅さんも悪条件下でやっと魚をキャッチできてうれしそうだった。その後菅さんは順調に数を伸ばし 3匹ほどキャッチしたところで、様子見がてら竿を出した私と待望のダブルヒット。
が、しかし菅さんの魚は30センチクラスのアメマス。私の魚は 50センチアップのレインボー(＞＜)
またやっちゃいました。 空気は読めてます。
この魚は業務上過失キャッチです(笑)
いつもの通り重い雰囲気に耐えられなかった私は、菅さんに今日の ヒットパターンを再び説明し、これ以上菅さんの邪魔をしないためにその他のポイント調査に行くとつけてヤイタイ岬を後にした。 その後菅さんは2桁以上のバイトを取り、このタフコンディションの中で 8匹の魚をキャッチしてくれたが午後2時の時点で朝の転倒のため濡れてしまった下着が冷えてしまい寒さに耐えきれなくなり無念のストップフィッシング。
1人ヤイタイ岬に取り残された私は 釣りを続行。
すると3時過ぎに予測した通りお腹を空かせた魚たちが飢餓状態になり岸に刺してきた。
今日はプライベートガイドだったので自分の釣りはしない予定だったが、結果としては空気読めないモード全開。午後のプライムタイムを独り占めして今日の水揚げは 42匹で終了した。
湖のウェーディングのガイドってとっても微妙なんです。だってとりあえず自分が魚を釣らないとゲストは本当にここに魚がいるのかと思ってしまうし、かといって調子に乗りすぎるとゲストの魚まで横取りしてしまう時もあるし、、
でも菅さんの笑顔が見れて本当に良かったと思い今日も安心して寝れます。 泉 」